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「第2楽章」、開幕。 ―「初音ミク マジカルミライ2016」 ライブコンサートレポート

皆さんこんにちは。前回に引き続き、今日はマジカルミライのライブコンサートについてのレポートを書きたいと思います。企画展についての写真やレポートはすでに記事として公開しておりますので、こちらからご覧ください!さて、今回は4回にわたって開催された、初音ミクのマジカルミライ2016コンサート。特に昨年はディズニーを彷彿とさせる壮大な音楽から幕を開け、ハジメテノオトで〆るというマジカルミライの中で一番のコンサートとファンに言わしめた中で、かなりハードルの高い中での準備にスタッフに追われていたでしょう。しかしながら、結論から言いますとタイトルにもある通り、マジカルミライの「第2楽章」の始まりと感じさせる挑戦的で新鮮なライブコンサートで大いに楽しむことができ、新たな初音ミクを発見できたようなライブでした!そんなコンサートを振り返ってみましょう!

(なお、写真撮影は固く禁止されていたため、写真はほとんど手元にございません。文章ばかりになるとは思いますが、想像力を働かせて当時の状況を思い出しながら、読むとちょっぴり楽しめるかもしれません…)

さて、企画展も十分に満喫し、迫ってきたライブコンサートの時間。この時いったいどうやって入場するかわからなかった状態なので、とりあえず昼公演に参加された方の動きを見ていたら、こんな看板を発見。メッセモールから駐車場スペースを遠回りしつつ第9ホールの裏側から入場する形でした。

普段は超会議でもワンダーフェスティバルでも通らないような芝生の道を通るルートでの入場方法になっていた事にびっくりしつつ、入場口からライブ会場へ入場すると、入場口の反対側には広々とステージがセットされており、去年の武道館に比べ遥かに広いステージになっていました。

 

 

ステージセットを関係者のツイートから見てみると、ミクさんが登場するスクリーンを中心に円形に照明やLEDパネルやステージの上には分度器のような物もセットされていました。しかし、このステージを見た第一印象では「会場に対してステージが寂しくないか?」という一抹の不安を抱えながら、マジカルミライのライブコンサートは始まります…!(ちなみに楽曲も公式アルバムを敢えて何も聞かずに、ライブに臨みました)

マジカルミライ2016のセットリストはこちらから

◆ オープニング

そして、「まもなく開演」と会場からアナウンスがはいると、会場内のBGMが明らかに変わりました。これは2015年でもありましたが、観客を乗らせるために明らかにリズムやコールが取りやすい音楽を流すことで「まもなく始まるよ!」という演出を施しています。(2015年のマジカルミライやMIKUEXPOツアーとはまた違う音楽でした。)私が参加したのは9月10日の夜公演でまだ1回目の参加者も多かったかもしれませんが、この音楽で会場は一気に観客は全員準備完了!

そして会場内のBGMが終わると、会場が暗転!観客の声が割れんとばかりに響き渡ります!そして会場内の中央部にあるスクリーンにはマジカルミライのキーアイテムである「キューブ」と共に「数字」が浮かび上がり始めました。そのキューブは動き回りながら、中央の数字を通過するとなにやら音や照明が反応する仕組みになっているようで、その数字が増えるたびに観客は歓声を上げたりしていました。

そして数字が増えていくと照明も数字が増えに行くにつれ、まぶしくなっていき、いつの間にか「あれ?こんなに大きなステージだったけ!?w」と一抹の不安を抱えていた私もいつの間にか興奮と鳥肌が立ち始めていました。これは終演後にもう一度ステージをよく見て分かったのですが、サービスビジョン(ライブコンサートで左端・右端でライブ映像の様子を写すスクリーン。主にステージが見えない後方の人向けに設置されることが多い。)のところにも照明設備がセットアップなされていたんですね。そうすることであたかも大きなステージで幕張メッセの広さに相応しい大迫力のマジカルミライのステージが出現したのです。

しかし、このカウントアップ演出。いつまで続くのだろうと一瞬考えましたが、その疑問はすぐに解決します。なぜならみんな「39」という数字が大好きだからです!w そして数字が「39」になると、ミクさん登場!ライブコンサートがスタートしました!

◆ 39みゅーじっく!~ヒビカセ

まずはマジカルミライ2016のメインテーマソングでみきとPが新たに書き下ろした「39みゅーじっく」でライブがスタート!非常にコールの多い楽曲で、「Oh Yeah!!」「Yes!!!」が随所に散りばめられていてライブコンサートのロケットスタートを見事に決めてくれた楽曲だったと思います。楽曲中では「初音ミク!」というコールがあるのもに関らず、そこまで予習が及んでいなかったことにちょっと後悔。(笑)

そして2曲目がDECO27さんの「ゴーストルール」。(ちなみにDECO27にとってこれが39曲目のボカロ曲。)ゴーストから連想されるどこか寂しい音楽と疾走感あふれるサビで観客を引っ張り、3曲目がギガれをるによる「ヒビカセ」!初音ミク自身をテーマにした楽曲で特徴的な低音を敢えて機械っぽく歌わせたミクさんの歌声がシンクロして「忘れないでね」が妙に心に響きました。

◆ ミクさんMC+Strangers ~ 独りんぼエンヴィー

「39みゅーじっく!」「ゴーストルール」「ヒビカセ」の3曲が終了後、ここでミクさんが「こんにちは~!」「マジカルミライへ2016へようこそ~」「盛り上がる準備はいいですか~」とごあいさつし、4曲目のStrangersへ。なんだか夢見ていた世界と現実世界のギャップに悪戦苦闘しているような歌で多くの若者の心を掴みそうな歌でした。5曲目は「すろぉもぉしょん」、ミクさんの姿もなんだか眠そうなモジュールに変化し、独特な世界が広がりました。よく聞くと「ゆっくり」もなんか歌っていたような…?w 6曲目は「独りんぼエンヴィー」。こちらは昨年も披露された楽曲で、ここらへんでやっとリズムが穏やかな楽曲に。しかしここまで楽曲を見返すと6曲中5曲がすべて初音ミクコンサートでは初めて披露された楽曲。今年のマジカルミライは何か違うぞとも感じました。

◆ タイムマシン ~ どりーみんチュチュ

7曲目。どこかで聞き覚えのあるピアノの旋律が聴こえたかと思えば「タイムマシン」!和歌山で開催されたミクパ以来の復活でしょうか。1640メートルのミクちゃんを見た時の衝撃は今でも残っています。懐かしい旋律と共に、リズムもゆっくりなのでこのあたりでこっそり水を飲んで次の盛り上がりに備えていました。

そして7曲を歌い終えたミクさんがステージから消えるとルカさんが登場!そして定番の「Hello , Walker」!働いている人がこの歌を聴くとなんだか少しだけ元気になれる気がします。しかしルカさんは励ますだけではない。可愛くもなれるのだ!それが新曲「どりーみんチュチュ」!関係者が皆揃ってかわいいかわいいと連呼していたのも納得です。今回のマジカルミライでは今まで見たことのない新しいルカさんにであったような気もします。

◆ 愛Dee ~ Nostalogic(MEIKO-san MIX)

続いては「君の奥に眠る 記憶は遠い声~」はっきりと言葉として聞き取れる歌声でミクさんがステージに戻ってきて、ミクさんとルカさんでMitchieMさんの「愛Dee」がスタート!ミクさんがボーカルでリードしながら、ルカさんが時折アクセントを入れてくる楽曲の構成には惚れ惚れ。そしてミクさんとルカさんがステージからアウトすると… 今度はKAITOが「ドクター=ファンクビート」を引っ提げてステージに参上!一言でまとめるならカオスでしたね…w  兄さんが終わると次は姉さんという流れでMEIKOによる「Nostalogic」!これは去年も披露された楽曲でしたが、去年よりもはるかに「MEIKO」コールが揃ってより盛り上がり、堂々のステージでした!

◆ どうぶつ占い ~ ウミユリ海底譚

ルカさんMEIKOさんKAITOさんによる一連のソロステージが終わると再びミクさんのターンへ。ここでやっと折り返しの13曲目で「どうぶつ占い」!実は思春期の恋に悩む女の子の歌でmiraiの時から気になっていた曲ですが、ミクさん可愛かった。14曲目はジミーサムPの「calc.」DIVAXにも収録された楽曲で、やっぱりこれも恋の中の失恋をテーマにした楽曲。15曲目はちょっと悲しげで寂しい「ウミユリ海底譚」と続いていきます。

◆ テレカクシ思春期 ~ リモコン

そしてここでミクさんが3曲披露し終えたところで、レンくん登場!ホワイトエッジを身にまといながら16曲目の「テレカクシ思春期」へ。兄と妹の絶妙な距離感歌い上げたこの楽曲は私もお気に入り。(ちなみに4人兄弟の長男なのですが、弟しかいないのでちょっぴり寂しい…)妹との距離感を体験したかったなぁと思いました。続いてはリンちゃんが登場そして、「パッパッパラッパラッパラ…(うろ覚え)」と軽快なリズムに乗せて始まったのは「スイートマジック」!分かりやすいタメから「Yeah!」のコールはオープニングにも負けない勢いで、リンちゃんは甘い魔法使いに変身していました。18曲目に入るとステージには2人が勢ぞろい!そして去年のリベンジともいえるスクリーンのLR演出と共に「リモコン」の衣装を身にまとって盛り上げます!やっぱりリンちゃんがレンくんを押したり押しあったりする場面が可愛かったり、サイリウムが横振りになってリズムを刻んだりしたのが楽しかったです。

◆ バンドメンバー紹介

そして19曲目に入る前にバンドメンバー紹介。画面にバンドメンバーの名前が表示され、バンドメンバーがそれぞれ音楽に合わせてソロプレイをそれぞれ披露してくれました。ちなみにとある音楽系のニュースサイトによれば、ほとんどのコンサートでは2時間のコンサートで演奏する曲は17~20曲程度とあるが、このマジカルミライではなんと26曲。バンドメンバーにも相当な体力が求められますが、きっちりタイミングを合わせつつあのように笑って4公演を成し遂げる姿には頭が下がりました。

そして、バンドメンバー紹介ではうれしい演出がもう一つ!バンドメンバーの紹介が終わるとミクさんが登場して「そしてボーカルは~?せーのっ!」「初音ミクー!!!」というコール&レスポンス演出が復活!みんなが声をそろえて大好きなキャラクターの名前を叫ぶ瞬間は至福の一時でした。

◆ Baby Maniacs ~39

そんなこんなでバンドメンバーの紹介も終わり、19曲目は八王子Pの「Baby Maniacs」!Sweet Devilとはまた違った曲調で私たちを楽しませてくれました!やがてステージにはミク・リン・レンの3人が揃い、マジカルミライの終盤のラストスパートが始まります!20曲目は去年のマジカルミライの2曲目でも披露された「ラズベリー*モンスター」!疾走感はそのままにコールをいり交ぜた楽曲は定番化への一途をたどっているような気がします。そして21曲目は「39」!こちらもマジカルミライのど定番楽曲になりましたが、毎年毎年新たに製作される初音ミクのイラストをタイマー表示させながら振り返る演出にはいつも心がときめきます。しかしながらこの時点ではまだ「キャノン砲」はまだ発射されず。まだまだ終盤のラッシュは続いていきます。

◆ Shake it! ~ ray

22曲目は「Shake it!」。もはやマジカルミライのど定番楽曲へとなりあがった楽曲ですが。会場ではレーザーを使い天井に「YEAH」と表示させる演出も取り入れ、ステージだけでは空間そのものをパーティー会場へ変えました!そして「次が最後の楽曲です」とミクさんに会場からは「エー!」のコール。しかし披露された楽曲はボカロPが製作したものではなく、BUMP OF CHICKENとのコラボレーションを果たした「RAY」だったのでした。会場は東京ドームと全く同じように、サイリウムが横振りで統一され、まるであの時の東京ドームでの共演が幕張メッセでも再現されていたような気がします。

◆ アンコール

そして鳴りやまぬ「ミクコール」!やっぱりまだまだ物足りないよねと!観客は再びミクさんへアンコールを送り続けると、再びミクさんが登場!DIVAXで観たことがあるモジュールに身を包み24曲目「Satisfaction」を披露!DIVAXでしか公開されていなかった楽曲のパフォーマンスにより会場は再び盛り上がりました!

そしてリンちゃんがマジカルミライのアンコールステージに初登場!ミクさんと共にギターを持ちながら25曲目「なりすましゲンガー」を披露!曲の途中にあった「1234 イエーイエー」や曲中のギターパフォーマンスに魅了されました。

アンコール3曲目。突如中央のスクリーンには「Clap Your hands!」というメッセージが表示され、会場は一斉にリズムに合わせて拍手を初めました。そして聞き覚えのあるピアノの和音が鳴り響き、マジカルミライ2016の最後の曲となる26曲目「Hand in Hand」をミクさんが歌います!中央のスクリーンには単に手を繋ぐ写真が表示されるだけではなく、マジカルミライの一日目の企画展に参加された、皆さんの手を繋ぐ写真が表示されたり、「Hand in Hand」をみんなでコールしたり、最後はキャノン砲が炸裂し、「またね」とミクさんがきっちり〆てマジカルミライのライブは終演を迎えました。

ちなみにマジカルミライの最後にいうミクさんのセリフは各公演で微妙に違っていたらしく、ツイッターで全公演に参加した人の情報によれば、こんな風に違っていたそうです。

  • 10日昼公演 / 11日昼公演 …「このあともマジカルミライを楽しんでね♪」
  • 10日夜公演…「明日もマジカルミライに来てね♪」
  • 11日夜公演…「来年もマジカルミライに来てね♪」→中央スクリーンに「マジカルミライ2017開催決定!」のメッセージ

いかがでしたでしょうか、今回のマジカルミライでは26曲中15曲が初披露の楽曲。これまではライブの常連だった「Tell your world」がセットリストから外されたり、ボカロ創成期を支えたSupercellの楽曲が一つもなくなったり、さらにはコラボレーションを行った「BUMP OF CHICKEN」の楽曲をミクさんが歌い上げるなど数多くの決断や挑戦が見られたマジカルミライ。今回の挑戦と決断はまさに「マジカルミライ 第2楽章」の始まりに相応しいセットリストだったと思います。来年は10周年を迎える初音ミクさん、そして開催から5周年を迎えるマジカルミライはどんなコンサートが見れるのでしょうか!?期待しつつ、再びレポートが書ける日が来ることを願って記事の〆とさせていただきます。

それでは、また来年!幕張メッセでお会いしましょう。長い文章を読んでいただきありがとうございました!

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